猫背と聞くと、背中や肩に負担がかかる状態をイメージする方も多いことでしょう。しかし、猫背をはじめとした悪い姿勢は、背中や肩だけではなく、首や骨盤にも負荷をかけてしまいます。
とくに猫背の人に多い症状のひとつとして、首の弯曲(わんきょく)がなくなってしまう「ストレートネック」があげられます。頭は体重の10%ほどの重さがあり、その重さを吸収・分散しながら支えるために首は弯曲していますが、首がまっすぐになることで負荷が増えてしまうのです。そのため、首だけでなく、周囲にある筋肉も緊張状態となり、頭痛や首、肩のこりを引き起こします。
また、猫背になると肋骨が狭くなるため、内臓を圧迫し、消化器系の臓器の働きが悪くなると同時に横隔膜の動きも悪くなります。症状がひどくなると自律神経の調節をつかさどる脳の視床下部からの指令がうまく伝わらなくなることがあります。すると、自律神経失調状態となる可能性もあるため、注意が必要です。
このように、猫背は体の不調を引き起こしてしまうため、症状が軽いうちに改善することが大切です。ただの猫背だからと軽視せず、当院でしっかり治療しましょう!
痛みがあると… »
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